よもやまメモ噺

ペナント噺

　その昔、全国各地の観光地で定番のお土産品として存在感を放っていたのがペナントである。

　ペナントとは、中世の騎士が槍の先につけた旗のことを表す「pennon」と、マストの先端から垂れ下がる短いロープを表す「pendant」を組み合わせた合成語で、「船に掲げる長めの三角旗」のこと。

　プロ野球のレギュラーシーズンのことを「ペナントレース」というが、これはメジャーリーグの優勝旗が三角形だったことから、三角旗を奪い合う戦いという意味で使われるようになり、日本でもそれが使われるようになったという。

　第1回の日本シリーズが行われた1950年にはじめてペナントがつくられたのだが、そのペナントには「チャンピオンズ・日本ワールド・シリーズ・1950」と英語で記されていたとのことだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。