よもやまメモ噺

鏡を認識できる噺

　鏡に映った姿を自分だと認識できる動物はヒトとチンパンジーとオラウータンだけだといわれているように、チンパンジーやオラウータンは人間ととても近い存在である。

　実際人間の祖先をさかのぼっていくと、まずチンパンジーの祖先と合流し、次いでゴリラ、それからオラウータンの祖先へとつながっていくとのことで、遺伝子的にもチンパンジーと人間はわずかな差しかないとのこと。

　故にチンパンジーの行動は人間に似ており、仲間同士で挨拶をしたり、エサを分配したり、雄が子守を手伝ったりするという。

　一方でオラウータンは集団生活を嫌う自由人で、近くに別の個体がいても我関せずで、ムダな争いごとはさけるなど、どこか人間に似た理性を持っているのだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。