よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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正装したつもりだったが噺

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 日本経済に大きな足跡を残した渋沢栄一。

 そんな渋沢は若い頃に服装の勘違いからちょっとしたトラブルに巻き込まれたことがあったという。

 1867年、将軍徳川慶喜の弟であった徳川昭武のお供としてフランスへ行くことになった渋沢は、横浜中を探し回って訪問用の洋服を1着手に入れた。

 そしてその服を着てパリのホテルに乗り込んだのだが、ホテルマンたちの様子がどうもおかしいのだ。

 通された部屋はホテルで1番悪い部屋で、ボーイは不審な目つきでジロジロと見てくるうえ、挙句の果てにレストランに入ろうとすると「あなたはこちらで食べてください」と台所へ通される始末だった。

 なぜそんなことになったのか。

 実は、渋沢が横浜で手に入れた洋服というのはコックの服だったので、不審者と勘違いされてしまったとのことである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。

 
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