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サツマイモの笑劇噺
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石焼き芋を筆頭に大学芋や干し芋、みそ汁の具材など、日本の食卓になくてはならない野菜のひとつがサツマイモだ。
サツマイモが本格的に日本に普及したのは江戸時代のことで、飢饉対策に一環として8代将軍の徳川吉宗と農学者であった青木昆陽の尽力によるものである。
そんなサツマイモの普及活動中にとある珍事が起きたのだ。
吉宗が大名を集めてふかしたサツマイモを食べさせたところ、食べたことのない甘いイモの味に諸大名は驚嘆した。
そして好感触を得た吉宗は生のイモを出し、「この種芋を植えるように」と命じたのだ。
それからしばらくたって、吉宗は諸大名を呼び出してサツマイモの作付け状況を尋ねたところ、誰も栽培していなかったという。
なんと大名たちはあの甘いイモの味が忘れられず、種芋まで食べてしまったので栽培できなかったとのことである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
サツマイモが本格的に日本に普及したのは江戸時代のことで、飢饉対策に一環として8代将軍の徳川吉宗と農学者であった青木昆陽の尽力によるものである。
そんなサツマイモの普及活動中にとある珍事が起きたのだ。
吉宗が大名を集めてふかしたサツマイモを食べさせたところ、食べたことのない甘いイモの味に諸大名は驚嘆した。
そして好感触を得た吉宗は生のイモを出し、「この種芋を植えるように」と命じたのだ。
それからしばらくたって、吉宗は諸大名を呼び出してサツマイモの作付け状況を尋ねたところ、誰も栽培していなかったという。
なんと大名たちはあの甘いイモの味が忘れられず、種芋まで食べてしまったので栽培できなかったとのことである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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