よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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最初の運転免許証噺

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 身分証明書としても重宝されるのが運転免許証で、車はなくてもとりあえず免許だけはとっておこうという人も多いと思う。

 日本で運転免許制度がはじまったのは明治40年のことで、警視庁が自動車取締規則を発布し、運転免許状という制度をスタートさせたのだ。

 自動車が日本にやって来たのは明治に入ってからで、最初の頃は数も少なく、免許制度もなかった。

 つまり見よう見まねで勝手に運転していたのだが、自動車の増加とともに事故も増えたため、運転免許という資格制度がはじまることになったのだ。

 この時運転免許を最初に取った人は三井財閥のおかかえ運転手で、後に彼は車の運転について「1番弱ったのは、車で出かけると馬が暴れ出すこと。それから機械がストップすると大勢の野次馬が取り巻くこと」と語っている。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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