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帰ったハリス噺
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幕末の歴史を語るうえで外すことができない出来事のひとつが日米修好通商条約の締結である。
この時のアメリカ側の代表だったのが総領事であったT・ハリスだ。
この功績によって彼は公使に昇進し、1862年まで日本で過ごした。
ただ帰国後のハリスの生活は、功績に比べてとても寂しいものだったという。
ハリスが帰国した時、アメリカは南北戦争の真っただ中であり、そのため彼の功績に注目する人はほとんどいなかったとのこと。
私生活でもハリスは生涯独身だったので出迎えてくれる家族もおらず、ニューヨークの質素な下宿で一人暮らしをしていた。
さらにそこそこの財産を蓄えていたのだが、南北戦争で物価が高くなっていたために生活は苦しく、見かねた国務長官のセワードが、ハリスが日本滞在中に自費負担してきた費用を国が補償するように取り計らったほど。
そして1867年、孤独な暮らしを余儀なくされているハリスを救済すべくアメリカの下院が動き、彼に生活補助金を支給する案を可決したのである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
この時のアメリカ側の代表だったのが総領事であったT・ハリスだ。
この功績によって彼は公使に昇進し、1862年まで日本で過ごした。
ただ帰国後のハリスの生活は、功績に比べてとても寂しいものだったという。
ハリスが帰国した時、アメリカは南北戦争の真っただ中であり、そのため彼の功績に注目する人はほとんどいなかったとのこと。
私生活でもハリスは生涯独身だったので出迎えてくれる家族もおらず、ニューヨークの質素な下宿で一人暮らしをしていた。
さらにそこそこの財産を蓄えていたのだが、南北戦争で物価が高くなっていたために生活は苦しく、見かねた国務長官のセワードが、ハリスが日本滞在中に自費負担してきた費用を国が補償するように取り計らったほど。
そして1867年、孤独な暮らしを余儀なくされているハリスを救済すべくアメリカの下院が動き、彼に生活補助金を支給する案を可決したのである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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