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夢は叶ったけども噺
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日本初のリアリズム小説である「浮雲」を執筆したことでも知られるのが、明治時代の小説家である二葉亭四迷だ。
ただ四迷には小説家よりもやりたい仕事があったとのこと。
それは国際舞台で働きたいというものだった。
そんな彼の夢が半ば叶う時がやって来たのである。
1908年6月、朝日新聞の特派員としてロシアの首都であるペテルブルクへ赴任することになったのだ。
憧れだった国際舞台での仕事であり、作家で親友の坪内逍遥がはなむけの言葉をかけた際も、四迷は感激に目を潤ませていたという。
ところが喜びはここまで、赴任先であったロシアの冬は想像以上に寒さが厳しく、四迷は肺炎と肺結核を併発して高熱に悩まされ、結局医者に勧められるかたちで日本へ帰ることになったのだ。
そして帰りの船の中、今度は打って変わって灼熱のインド洋で四迷はその生涯を閉じたのである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
ただ四迷には小説家よりもやりたい仕事があったとのこと。
それは国際舞台で働きたいというものだった。
そんな彼の夢が半ば叶う時がやって来たのである。
1908年6月、朝日新聞の特派員としてロシアの首都であるペテルブルクへ赴任することになったのだ。
憧れだった国際舞台での仕事であり、作家で親友の坪内逍遥がはなむけの言葉をかけた際も、四迷は感激に目を潤ませていたという。
ところが喜びはここまで、赴任先であったロシアの冬は想像以上に寒さが厳しく、四迷は肺炎と肺結核を併発して高熱に悩まされ、結局医者に勧められるかたちで日本へ帰ることになったのだ。
そして帰りの船の中、今度は打って変わって灼熱のインド洋で四迷はその生涯を閉じたのである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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