よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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だったら象を除こう噺

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 1600年代なかば、アユタヤ王朝時代にタイで初めて国旗が採用されたといわれている。

 詳細は不明であるが、赤一色だったのではないかと推定されており、その後チャクリ王朝となって赤地に仏教の法輪である白いチャクラと白象が加えられた。

 そして1855年のラーマ4世時代に王家のシンボルである白象を中心に描いた旗を正式に国旗にしたのだが、そのおよそ60年後に王家のシンボルであった白象が除かれ、赤白ラインの旗に変更されたのだ。

 変更された理由だが、当時のラーマ6世が大洪水の被災地を視察した際、国旗を上下反対に掲揚しているところが見受けられたところから、上下を取り違えても影響のないデザインに変更されたとのことである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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