よもやまメモ噺

おとなしくしてれば噺

　テレビやラジオのニュースなどで、”執行猶予”という言葉を耳にしたことがあると思う。

　これはどういう意味なのかというと、その期間は下された刑の執行が猶予されるという意味だ。

　仮に「懲役2年、執行猶予3年」といった判決が言い渡された場合、これは「3年間、懲役刑の執行が猶予される」ということになるので、3年の間再び犯罪を犯したりせずに過ごせば、懲役刑は執行されないということ。

　つまり、被告人は刑務所に入ることなく社会復帰できるというわけだ。

　無論、猶予期間中に犯罪をして裁判で有罪になれば、原則として執行猶予は取り消されて刑務所に入ることになる。

　ちなみに、執行猶予の期間は「1年以上5年以下」と定められており、執行猶予6ヶ月や執行猶予10年などといったことはないのだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。