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ブドウ畑争奪戦噺
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高級ワインとして知られるロマネ・コンティ。
ロマネとは、フランスのブルゴーニュ地方にあるヴォーヌ・ロマネ村からきており、一方のコンティは、このワインの生みの親であるコンティ公からきているのだ。
コンティ公は、フランス国王ルイ15世から高い信頼を得た側近のひとりだったのだが、ワインをつくるきっかけとなったのはその国王の愛妾であったポンパドゥール夫人をやりこめるためだったという。
常日頃からポンパドゥール夫人のことを嫌っていたコンティ公は、ある日夫人がロマネ村のブドウ畑を買おうとしていることを知るや、それを横取りしてやろうと考えたのだ。
このブドウ畑の争奪戦は熾烈を極め、意地の張り合いで価格がどんどんと吊り上がっていった結果、最終的に8万ルーブルという破格の金額でコンティ公が戦いを制したのである。
争奪戦に敗れたポンパドゥール夫人は、悔しさのあまり王宮でブルゴーニュワインを出すことを禁じたという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
ロマネとは、フランスのブルゴーニュ地方にあるヴォーヌ・ロマネ村からきており、一方のコンティは、このワインの生みの親であるコンティ公からきているのだ。
コンティ公は、フランス国王ルイ15世から高い信頼を得た側近のひとりだったのだが、ワインをつくるきっかけとなったのはその国王の愛妾であったポンパドゥール夫人をやりこめるためだったという。
常日頃からポンパドゥール夫人のことを嫌っていたコンティ公は、ある日夫人がロマネ村のブドウ畑を買おうとしていることを知るや、それを横取りしてやろうと考えたのだ。
このブドウ畑の争奪戦は熾烈を極め、意地の張り合いで価格がどんどんと吊り上がっていった結果、最終的に8万ルーブルという破格の金額でコンティ公が戦いを制したのである。
争奪戦に敗れたポンパドゥール夫人は、悔しさのあまり王宮でブルゴーニュワインを出すことを禁じたという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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