よもやまメモ噺

もとはサラダ用噺

　春になると道端などで見かけるようになるのがタンポポだ。

　このタンポポは大きく分けるとニホンタンポポとセイヨウタンポポの2種類がある。

　セイヨウタンポポは明治時代にアメリカ人によって伝えられたのだが、これは食用のためだったとのこと。

　日本では野草に分類されるタンポポだが、ヨーロッパでは葉っぱをサラダにすることから野菜に分類されており、この時のアメリカ人もサラダ用に持ってきたのだといわれている。

　その後、種子が風に乗って全国に広がっていったのだが、その繁殖力たるやすさまじいもので、現在道端や原っぱなどで見られるタンポポのほとんどがセイヨウタンポポだとのこと。

　ちなみに、花の外を覆っている総苞と呼ばれる緑色の外片が、花に沿って直立しているのがニホンタンポポ、外に反り返っているのがセイヨウタンポポである。

　では、今回はこの辺で失礼をば。