よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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もともとはスペイン語噺

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 筋肉モリモリの人を指す言葉として「マッチョ」というのがあるが、これはもともとスペイン語で男性やオスを意味する言葉で、そこから「男らしい」や「強い」という意味が追加され、さらに親しみを込めて「おい、君」と呼びかける意味合いでも使われるようになったという。

 やがて「マッチョ」はスペインがメキシコを征服したことによって新大陸へと伝わり、メキシコ系の人々がアメリカに流入するにつれてアメリカでもこの言葉が使われ始めたのだ。

 そしてアメリカにおいて「マッチョ」の意味に微妙な変化が生じ、単純に男やオスを指すのではなく、より男くさい意味合いが加わったのである。

 ただこの「マッチョ」は必ずしも肯定的な表現というわけではなく、脳みそまでが筋肉でできているような融通のきかない男性を指す言葉としても使われているとのことだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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