よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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足の裏で聞く噺

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 地球で最大の陸生哺乳類として君臨しているのが、アフリカゾウである。

 頭胴長5~7メートル、最大体重10トンという巨体を誇るアフリカゾウは、30キロ以上離れたところの音も聞き取ることができるのだというが、その秘密は足の裏にあるのだという。

 ゾウの足の裏はひび割れのような模様になっており、人間の指紋のように個体によって模様が異なっているのだが、この足の裏がとても敏感なのだ。

 ゾウは地面の振動を足の裏で受け取り、それを骨伝導で耳に伝えて音として聞き取っており、これを活かして足踏みをすることで遠く離れた仲間とコミュニケーションを取ったり、30キロ以上離れた土地の雨や雷を知ったりしているのだという。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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