よもやまメモ噺

クリスマスは盛大に噺

　アジアで最もキリスト教徒が多い国とされているのがフィリピンだ。

　16世紀にマゼラン艦隊がフィリピンに到達したことをきっかけに、3世紀以上にわたってスペインの支配を受けていたフィリピンでは、スペインが教会や礼拝堂を各地に建てる等布教を推進したことで90％近い国民がキリスト教徒であるという。

　そのためフィリピンでは普段からミサなどで教会へ通う人が多いが、南国の陽気な国民性も加わって、キリスト教最大のイベントであるクリスマスに費やすエネルギーは相当なものだとのこと。

　毎年11月中旬から街にはクリスマス用のデコレーションが施され、12月16日からは毎夜教会で真夜中のミサが行われる。

　さらに12月24、25日を過ぎてもそれは終わらず、そこから正月に向けてさらに盛り上がっていき、連日イベントやパーティーが続き、花火まで打ち上げられるという。

　そして大みそかの夜に盛り上がりは頂点を迎え、1月6日あたりになってようやく沈静化するとのことだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。