よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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超高速で会いに行く噺

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 7月7日の七夕といえば、織姫と彦星が年に1度会える日として知られている。

 織姫はこと座のベガ、わし座のアルタイルのことを指しているのだが、実際に彦星が会いに行くことは並大抵のことではないのだ。

 というのも、両者は文字通り天文学的な距離で離れているからで、その距離は15光年。

 1光年で進める距離はおよそ9兆6400億キロで、15光年だとおよそ141兆9900億キロにもなるので、この距離を1年で会いに行こうとすると、秒速約435万キロの速さが必要になるのだ。

 ちなみに、両者は大きさもだいぶ異なっており、ベガの大きさは太陽の直径のおよそ3倍、アルタイルは太陽の直径のおよそ1.7倍と、織姫の方がかなり大きいのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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