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大根だけど人参噺
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島根県の中海に大根島という名前の島がある。
「だいこんじま」という名前から、大根の産地であろうと思うかもしれないが、この島の名産は漢方薬などに用いられる高麗人参だ。
この島で高麗人参を栽培するようになったのは江戸時代後期の天保年間のことで、松江藩が先導して栽培を始めたとのこと。
明治時代に入って西洋医療が普及して高麗人参の需要が減っていったものの、現在まで栽培を続けているのだ。
ならば大根島ではなくて人参島ではないかとも思うかもしれないが、そもそも島名に野菜はまったく関係していない。
もともとこの島は、1羽の大鷺がたこを捕らえたまま飛んできたことから「たこ島」と呼ばれ、その音に適当に漢字を当てはめていった結果、𣑥島、太根島、大根島と転化し、そのまま漢字に合わせて「だいこんじま」と呼ぶようになったとのことだ。
では、今回はこの辺で失礼をば。
「だいこんじま」という名前から、大根の産地であろうと思うかもしれないが、この島の名産は漢方薬などに用いられる高麗人参だ。
この島で高麗人参を栽培するようになったのは江戸時代後期の天保年間のことで、松江藩が先導して栽培を始めたとのこと。
明治時代に入って西洋医療が普及して高麗人参の需要が減っていったものの、現在まで栽培を続けているのだ。
ならば大根島ではなくて人参島ではないかとも思うかもしれないが、そもそも島名に野菜はまったく関係していない。
もともとこの島は、1羽の大鷺がたこを捕らえたまま飛んできたことから「たこ島」と呼ばれ、その音に適当に漢字を当てはめていった結果、𣑥島、太根島、大根島と転化し、そのまま漢字に合わせて「だいこんじま」と呼ぶようになったとのことだ。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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