よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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空が赤いのは噺

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 夜明けや夕方は赤く焼けたような空になるが、そこには太陽光の角度が大きく関係しているという。

 そもそも太陽の光には虹と同じ色が含まれており、それが大気の層を通り抜けて地上に降り注ぐのだ。

 昼間は太陽の光が真上から差し込むため、大気の層を通り抜ける距離はそれほど長くないので太陽の光はあまり減衰せずに白まで我々の目に届くのである。

 ところが太陽が地平線近くになると、太陽光は斜めから差し込むために大気の層を通り抜ける距離が長くなり、太陽の光はどんどん減衰して、最終的に赤だけが残るので空の色が赤くなるのだ。

 そんな朝焼けと夕焼けだが、夕焼けの方が赤の色合いが強い。

 これは日中は人間の活動が活発なので、朝よりも夕方の方が空気が汚れており、それによって光が減衰する効果が高まっているので、夕焼けの方が空が赤く染まるのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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