よもやまメモ噺

3つあったから噺

　オリンピックのメダルに代表されるように、多くの競技では1等賞から3等賞までが表彰されているが、この起源は17世紀のイギリスにあるとのこと。

　17世紀初め、イングランドの州長官が競馬の1等の賞品として銀のトロフィーを与えることに決め、銀細工師にその製作を命じた。

　しかし、やがて届いたトロフィーはとてもではないが賞品として渡せるような出来栄えではなく、長官は再度トロフィーをつくるように命じたのだが、次にできあがってきたトロフィーも満足のいくような代物ではなく、長官はもう一度つくることを命じたとのこと。

　そしてようやく満足のいくトロフィーができあがり、結果長官の手には3つのトロフィーが揃うことになった。

　長官はトロフィーを余らせたくないとのことで、1等から3等までにトロフィーを与えることにし、その慣習が今日まで続いてるとのことだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。