よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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アッタカサン噺

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 寒い冬に欠かすことができないものといえば、ご存じ使い捨てカイロ。

 手に持って使うタイプや貼り付けるタイプなど、様々な商品が売られているが、そのルーツは朝鮮戦争時にアメリカ軍が防寒具として利用していた「フットウォーマー」を参考にして、当時の旭化成工業が開発した商品だとのこと。

 1975年に「アッタカサン」という名前で発売されたこの商品は、300円と高価だったものの、手軽に暖を取れるので人気になった。

 その後惜しまれながらも販売終了し、それを原型に日本純水素が開発を続け、ロッテ電子工業が1978年に発売したのが使い捨てカイロの代名詞ともいえる「ホカロン」である。

 なお、使い捨てカイロは鉄がさびる時に出す酸化熱を利用して暖を取れるようにしているのだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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