よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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間に合わなかったから噺

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 ちょっとした休憩時や運転時の眠気覚ましの飲み物として重宝されるのが缶コーヒー。

 自販機などで様々な種類のものが売られているが、そのルーツはアメリカにある。

 1876年、アメリカのチェイス・アンド・サンボーンカンパニーという会社が開発したものが最初だとのことであるが、アメリカではコーヒーを缶から飲むのに違和感を覚える人が多かったらしく、ほとんど定着しなかったのだ。

 日本初の缶コーヒーは1958年に外山食品が開発した「ダイヤモンド缶入りコーヒー」だとのことであるが、一般に定着するようになったのは、そのおよそ10年後に上島珈琲が開発した「ミルク入り缶コーヒー」がきっかけだとのこと。

 なお、この製品は創業者である上島忠雄氏が列車の出発に間に合わず、コーヒーを飲み残しのまま駅の売店に返したことから生まれたとのことである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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