よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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墓っぽいから改名噺

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 しばしば駅名が改名されることがあるが、街の合併などではなく、縁起が悪そうとの理由で改名された駅があった。

 その駅とは山梨県東部を富士急行線にある寿駅だ。

 寿駅は1981年に改名されて現在の名前になったのだが、それまでは暮地駅という名前だった。

 暮地というのはこの場所の地名で、日が暮れるのが早かったことから生まれた地名だといわれている。

 さて、この地名を見てわかると思うが、”暮”と”墓”という字はとても似ており、旅行者などから”墓地”駅と間違われることがあったことから、縁起の良い「寿駅」に改名されることになったとのことだ。

 ちなみに、かつて北海道を走っていた天北線にも寿駅があり、縁起がいいとのことで入場券がよく売れていたという。

 では、今回はこの辺で失礼をば。

 
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