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保険加入者を増やすため噺
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毎朝全国各地の公園などで行われているのがラジオ体操だ。
このラジオ体操をNHKが最初に放送したのは1928年8月1日のことだが、そのルーツはアメリカにあるという。
1925年、ニューヨークのメトロポリタン保険会社は保険加入者を増やすための新しい戦略を思いついた。
当時アメリカでは健康やダイエットへの関心が高まっており、同社は自社ビル内にラジオ放送の設置すると、ラジオ局と契約して全米15の州に向けて早朝に20分間、ピアノの伴奏とともにラジオ体操の放送を開始。
さらにCMとして「ラジオ体操をすると、寿命が延びます。詳しい健康情報、体操の図解はメトロポリタン保険会社までどうぞ」という文言を流したのだ。
すると効果はてきめんで、数週間で15州の全人口の20%がラジオ体操をするようになり、実際に保険加入者の死亡率も下がっていったのである。
そしてこの話を知った日本の逓信省簡易保険局は、日本でも保険のPRと加入者の死亡率を下げるためにラジオ体操を取り入れることを決め、日本でもラジオ体操が始まることになったのだ。
なお、体操の詳しい図解は、民間の生命保険会社が組織する生命保険会社協会を窓口にして全国に配られたという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
このラジオ体操をNHKが最初に放送したのは1928年8月1日のことだが、そのルーツはアメリカにあるという。
1925年、ニューヨークのメトロポリタン保険会社は保険加入者を増やすための新しい戦略を思いついた。
当時アメリカでは健康やダイエットへの関心が高まっており、同社は自社ビル内にラジオ放送の設置すると、ラジオ局と契約して全米15の州に向けて早朝に20分間、ピアノの伴奏とともにラジオ体操の放送を開始。
さらにCMとして「ラジオ体操をすると、寿命が延びます。詳しい健康情報、体操の図解はメトロポリタン保険会社までどうぞ」という文言を流したのだ。
すると効果はてきめんで、数週間で15州の全人口の20%がラジオ体操をするようになり、実際に保険加入者の死亡率も下がっていったのである。
そしてこの話を知った日本の逓信省簡易保険局は、日本でも保険のPRと加入者の死亡率を下げるためにラジオ体操を取り入れることを決め、日本でもラジオ体操が始まることになったのだ。
なお、体操の詳しい図解は、民間の生命保険会社が組織する生命保険会社協会を窓口にして全国に配られたという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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