よもやまメモ噺

傾いているから噺

　なぜ春夏秋冬があるのか。

　子供の頃にそんな疑問を抱いた人も多いと思う。

　太陽との距離の違いが理由だと思っている人もいるかもしれないが、残念ながら距離の差は温度を変化させるほどのものではないし、それだと北半球と南半球で季節が逆になる説明ができない。

　では何が理由なのかといえば、答えは地球が傾いたまま太陽の周りを回ってるから。

　傾いたまま回っていると、1年の中で太陽の光が正面からあたるか、斜めからあたるかという差が出てくるのだが、この差によって暑い季節と寒い季節が決まるのである。

　暖房器具を使っているとわかると思うが、手のひらを真正面からかざすのと斜めからかざすのとでは、暖かさに違いがあり、同じことが気温でも起こっているのだ。

　ちなみに、冬になると太陽光が部屋の奥まで差し込んでくるのも、この太陽光の角度の差が理由である。

　では、今回はこの辺で失礼をば。