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なんとなく楽しい語感だから噺
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フランクフルトやフライドポテトに欠かせない調味料であるケチャップだが、それをつくりあげたのは日本人の蟹江一太郎であった。
明治時代、世界に出回っていたトマト調味料はすりつぶしたままのトマトピューレと呼ばれるもので、蟹江も兵役についていた際に、上官にトマトピューレを使った料理をご馳走してもらってその味を知ったのである。
蟹江は早速自分でもトマトピューレ作りに挑戦したが、うまくいかなかった。
これは当時日本で栽培されていたトマトが日照不足で、糖度が不足していたからだといわれている。
そこで蟹江は、塩や砂糖をはじめとして、あれこれ香辛料や調味料を加えて味を調えていくうちに、甘いトマトピューレが完成したのだ。
この甘いトマトピューレはそれまでものとは全く違う味だったので、蟹江は新しい名前で売り出すことを考え、なんとなく楽しい語感だからという理由で”ケチャップ”と命名したのである。
なお、蟹江はケチャップを販売するために会社を立ち上げたのだが、それがケチャップのトップメーカーとしても知られるカゴメなのだ。
では、今回はこの辺で失礼をば。
明治時代、世界に出回っていたトマト調味料はすりつぶしたままのトマトピューレと呼ばれるもので、蟹江も兵役についていた際に、上官にトマトピューレを使った料理をご馳走してもらってその味を知ったのである。
蟹江は早速自分でもトマトピューレ作りに挑戦したが、うまくいかなかった。
これは当時日本で栽培されていたトマトが日照不足で、糖度が不足していたからだといわれている。
そこで蟹江は、塩や砂糖をはじめとして、あれこれ香辛料や調味料を加えて味を調えていくうちに、甘いトマトピューレが完成したのだ。
この甘いトマトピューレはそれまでものとは全く違う味だったので、蟹江は新しい名前で売り出すことを考え、なんとなく楽しい語感だからという理由で”ケチャップ”と命名したのである。
なお、蟹江はケチャップを販売するために会社を立ち上げたのだが、それがケチャップのトップメーカーとしても知られるカゴメなのだ。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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