よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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霊界交信機噺

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 発明家として世界的にも有名なのがトーマス・エジソン。

 電球や蓄音機など様々なものを発明したエジソンだが、晩年に研究していたのが死者の声を聞く装置であった。

 彼が死後の世界に興味を持ち始めたのは26歳の時で、有名な超能力者で霊媒師であるヘレナ・ブラヴァツキーと出会ったことがきっかけであり、以来彼女の交霊会にたびたび参加している。

 それ以来ずっと持ち続けていた”死後の世界を解明したい”という好奇心を、晩年になっていよいよ実行に移したのだ。

 さらに当時はフランケンシュタインの小説がベストセラーになるなど、生命の仕組みそのものへの社会的関心も強かったことも、エジソンを後押ししたのであろう。

 ただ結局この機械は完成することなく、エジソンは84歳で亡くなったのだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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