よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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色で調整噺

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 空母とともに海と王者と称される潜水艦。

 潜水艦の強みは隠密性にあり、海中深くで秘密裡に行動している潜水艦を補足するのは容易なことではない。

 潜水艦は1度海に潜ると何週間も潜りっぱなしになるのだが、海中では日の出も日の入りもなく、乗組員らは人口の光のなかで過ごすことになる。

 そんな生活を長く続けていたら昼夜の感覚がなくなってしまいそうだが、それを防ぐために照明の光色を変えて昼と夜の区別をつけているのだ。

 昼間は白色蛍光灯で艦内を照らし、夕方になると赤色灯に切り替え、朝になるとまた白色蛍光灯に切り替えることで、乗組員たちに1日の感覚をつかませる仕掛けになっているとのことである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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