よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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魚の寝方噺

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 アジやイワシ、サンマなどの大群を組んで回遊している魚は止まることができないので、ヒレを動かしながら眠るそうで、大群という集団が1つの動く物体となって個体を運んでくれるので代わるがわる睡眠がとれるのだという。

 またウナギやアナゴ、ヒラメなどといった夜型の魚は、夜間に活動してエサをとるので、もっぱら昼間は砂泥に潜って休憩や睡眠をとったりしており、逆にコイやフナ、イシダイやシロギスなどいった昼型の魚は、体内時計があるらしく日没と同時に物影にひそんで休息するようにして睡眠をとるとのこと。

 さらに1日単位の睡眠をとる以外に、水温の低下や上がりすぎによって、冬眠や夏眠といった長期間の休息、睡眠をとるものもいるとのことだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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