よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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トーチに灯を入れよう噺

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 ニューヨークのシンボルともいえる自由の女神像は、アメリカ建国100年を記念してフランスから贈られたものだが、贈られた後に改造されたところがあるという。

 それは自由の女神が右手に持っているトーチで、1882年にニューヨークに電灯がともるようになったことから、トーチにも灯を入れようとのことになり、1886年に電灯の灯がともり、自由の女神は灯台の役割も果たすことになったのである。

 また、自由の女神像は資金難にも苦しめられたという。

 当初の予算は25万ドルで、本体をフランスが、台座をアメリカが調達することになっていたのだが、建設費が膨らんで資金集めは難航。

 フランスは1878年のパリ万博に頭部を展示したり、宝くじを発行したりして資金を集め、一方のアメリカは建国百年祭でトーチを展示したり、イベントを開催してなんとか資金を集めた。

 そして1884年に予定から8年遅れで像の本体が完成し、それを1度解体してアメリカに運び、建国100周年から10年が過ぎた1886年にようやく組み立てが完了したのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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