よもやまメモ噺

バラの谷噺

　なんとなくヨーグルトのイメージが強いブルガリア。

　ここは国土の3分の1を山岳地帯が占めている国なのだが、そこにある渓谷のひとつに「バラの谷」と呼ばれる地帯があるのだ。

　そこは半島の名前にもなっているバルカン山脈と、スレドナ・ゴラ山脈に挟まれた一帯で、バラの生産地として知られており、多くの観光客が訪れるという。

　特に多くの観光客が集まるのが、毎年5月中旬から6月上旬にかけて開かれる「バラ祭り」だ。

　このお祭りはバラの谷の中心地であるカザンラク市をはじめ、周辺の村々でバラにちなんだイベントが開かれており、それぞれの村の民族衣装を着た人たちが歌ったり踊ったりして収穫を祝っている。

　この一帯は穏やかな気候と土壌がバラの生育に最適であったため、300年以上前からバラが栽培され続けてきたとのことだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。