よもやまメモ噺

三角形二つ噺

　運動会などのイベントで、縦横に張り巡らせている世界各国の国旗を見ると、それぞれ国の個性を表すかのように様々な色やデザインを施しているが、どの国旗も長方形の形をしているのがわかると思う。

　そんななか、ネパール王国の国旗は他の国旗と違って長方形ではなく、三角形を重ねた形をしているのだ。

　この独特な国旗の形、ネパールの地勢と密接に関わっている。

　というのもこの形、ネパールにとって大きな存在であるヒマラヤ山脈、その壮大な山並みをイメージしたものなのである。

　そして国旗の中に描かれた模様は月と太陽。

　月は王室で、太陽は宰相一家を象徴しており、1962年まではこの中に顔が描かれていたとのこと。

　では、今回はこの辺で失礼をば。