よもやまメモ噺

2枚がちょうどいい噺

　ティッシュペーパーといえば、薄い紙が2枚で1組になっているが、これにはちゃんとした理由がある。

　分けてみるとわかると思うが、1枚ずつの生産では、薄すぎて生産の段階で破れてしまい、かといって1枚を2枚分の厚さにすると、今度は厚くてゴワゴワしてしまう。

　2枚重ねにすると強度もちょうどよく、紙の間の空気層のおかげで肌触りもよくなるという、理想的な感じになるのだ。

　さらに紙には製造の過程で、ツヤツヤと滑らかな感じに仕上がった表面と、ゴワゴワした感じに仕上がった裏面ができてしまうのだが、ティッシュは裏面と裏面を合わせて2枚1組にすることで、どちらを使用しても肌触りの良い表面があたるようになっているのである。

　では、今回はこの辺で失礼をば。