よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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太陽の動きに合わせない噺

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 ヒマワリは漢字で「向日葵」とも書くことから、ヒマワリの花は太陽の動きに合わせて向きを変えていくのではないかと思ってる人も多いと思う。

 ところが、観察した人ことはわかると思うが、ヒマワリの花はじっとしたままで動くことはない。

 というのも、太陽の動きに合わせて向きを変えていくのはつぼみの時であって、開花した後は1日中向きを変えることはないのだ。

 ではなぜ、ヒマワリの花は太陽の動きに合わせて向きを変えると思われるようになったのだろうか。

 実は、咲いた後のヒマワリも太陽に合わせて向きを変えることがある。

 それはつぼみをつけたばかりのヒマワリで、この時期のヒマワリはつぼみが太陽の動きに合わせて向きを変えていくことから、花も一緒に動いていくことになるのだ。

 では、今回はこの辺で失礼をば。


 
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