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怪童丸から金太郎へ
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昔話の金太郎のモデルとされているのが、平安時代中期の豪傑、坂田金時だ。
坂田金時は源頼光の家臣の一人で、頼光の酒呑童子退治に同行して大活躍しており、そのことは「今昔物語集」にも記録が残っていて、江戸時代にこれを題材にして近松門左衛門が芝居を作ったことで、庶民にもその存在が広く知られるようになった。
ただ、その時は金時の幼名は「怪童丸」とされ、金太郎という名前が登場するのは、江戸時代中期以降に草双紙や絵本に登場してからのことだ。
その過程の中で、現在世間によく知られているマサカリや熊との相撲、金の字の腹掛けなどといった金太郎のエピソードが創作されて、そのイメージが確立していった。
そして子供の頃の話だけが後世に伝わって、子供向けの昔話となったわけである。
では、今回はこの辺で失礼をば。
坂田金時は源頼光の家臣の一人で、頼光の酒呑童子退治に同行して大活躍しており、そのことは「今昔物語集」にも記録が残っていて、江戸時代にこれを題材にして近松門左衛門が芝居を作ったことで、庶民にもその存在が広く知られるようになった。
ただ、その時は金時の幼名は「怪童丸」とされ、金太郎という名前が登場するのは、江戸時代中期以降に草双紙や絵本に登場してからのことだ。
その過程の中で、現在世間によく知られているマサカリや熊との相撲、金の字の腹掛けなどといった金太郎のエピソードが創作されて、そのイメージが確立していった。
そして子供の頃の話だけが後世に伝わって、子供向けの昔話となったわけである。
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