よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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コスコト好き噺

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 浮世絵師として世界に知られた葛飾北斎。

 彼は引っ越しを繰り返したことでも知られ、生涯に93回、およそ11ヶ月間隔で引っ越しをしていたという。

 なぜこんなにも引っ越しを繰り返したのかといえば、理由は掃除が嫌いだったから。

 新居に引っ越し、散らかすだけ散らかして足の踏み場がなくなると、北斎はきれいな部屋を求めて引っ越していくのだ。

 そんな北斎同様に引っ越しを繰り返したのがベートーベン。

 ベートーベンは生涯に79回、およそ8ヶ月半間隔で引っ越しを繰り返していた。

 ある引っ越しの時、ベートーベンは大切な楽譜を失くしてしまうという失態を犯す。

 失意の中で梱包された荷物のひもをほどいていると、失くしたと思っていた楽譜は、食器など包む紙として使われていたという。

 そんな失敗もありながらも、なぜ引っ越しを繰り返したのといえば、理由は北斎と同じく掃除が嫌いだったからとのこと。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
 
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