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受付は芥川噺
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芥川龍之介、彼は夏目漱石が亡くなった際、その葬儀の受付を行っていたのだ。
夏目漱石と芥川龍之介、日本を代表する文豪たちが出会ったのは、漱石が亡くなる1年前の1915年末のことで、初めて漱石を紹介された時、若き龍之介は体がガタガタと震えたという。
その後、何度も手紙をよこす龍之介の純粋さに漱石も心を動かされ、龍之介の身の上相談も親身になって聞いていたとのこと。
このように親交を深めていた2人であったが、1916年12月6日、漱石は持病の胃潰瘍によって亡くなった。
そして龍之介は、漱石の門下生たちとともに葬儀の受付を務めたのだ。
ちなみに葬儀について、龍之介は翌年3月に発行された「新思潮」の中で「前日の新聞に葬儀の時間が間違って出ていたので、参列者は少ないだろうと思っていたが、実際はそれとは逆で、僕は色んな人の名刺を受け取るのに忙殺された」と、回想している。
では、今回はこの辺で失礼をば。
夏目漱石と芥川龍之介、日本を代表する文豪たちが出会ったのは、漱石が亡くなる1年前の1915年末のことで、初めて漱石を紹介された時、若き龍之介は体がガタガタと震えたという。
その後、何度も手紙をよこす龍之介の純粋さに漱石も心を動かされ、龍之介の身の上相談も親身になって聞いていたとのこと。
このように親交を深めていた2人であったが、1916年12月6日、漱石は持病の胃潰瘍によって亡くなった。
そして龍之介は、漱石の門下生たちとともに葬儀の受付を務めたのだ。
ちなみに葬儀について、龍之介は翌年3月に発行された「新思潮」の中で「前日の新聞に葬儀の時間が間違って出ていたので、参列者は少ないだろうと思っていたが、実際はそれとは逆で、僕は色んな人の名刺を受け取るのに忙殺された」と、回想している。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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