よもやまメモ噺

高くなるエベレスト噺

　世界で一番高い山といえば、エベレスト。

　その高さは8848メートルで、これは1954年に計測された公式のものだ。

　ただ、細かな部分では数値は変動しているとのこと。

　例えば、2015年にエベレストのある地域をマグニチュード7.8の大地震が襲った際には数センチ高くなったといわれ、逆に1934年に起きた大地震の際には60センチほど低くなったといわれている。

　ただ、大きな地震や地殻の変動によって山の標高が変化することは珍しいことではない。

　実際、エベレストの標高は毎年0.5センチずつ高くなっているといわれている。

　これには、エベレストが誕生した理由に関係があった。

　エベレストを含むヒマラヤ山脈は、約5000年前にプレートの移動によって、現在のインドにあたるインド亜大陸がユーラシア大陸に衝突し、その衝撃によって押し上げられてできたのがヒマラヤ山脈である。

　このプレートの動きは現在も続いており、それによってエベレストは毎年0.5センチずつ高くなっているのだ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。