163 / 960
感激して噺
しおりを挟む
高知には一風変わった名前のおみやげがある。
それが「エチオピア饅頭」だ。
ぱっと見は黄色い皮の普通のお饅頭で、見た目からはエチオピアらしさは全く感じられない。
それもそのはずで、「エチオピア饅頭」はエチオピアに関係する材料が使われているわけでもなければ、エチオピアの製法で作られているわけでもなかった。
というのも、「エチオピア饅頭」はそれまで「黄饅頭」という名前だったものが改名して誕生したものだからだ。
改名したきっかけは、昭和10~11年に行われたイタリアによる2度目のエチオピア侵攻だった。
この時、エチオピア軍は勇敢に戦い、イタリア軍に対して果敢に応戦していたのだが、これに感銘を受けたのが「黄饅頭」を販売していた近森大正堂の初代主人であった。
彼は敬意と称賛を込めて、「黄饅頭」を「エチオピア饅頭」に改名したのである。
さて、そんな「エチオピア饅頭」だが、長いこと知る人ぞ知るおみやげという存在であったが、平成に入ってテレビで紹介されると一気に有名になり、平成8年にはエチオピア大使がお店を訪れ、商品に自国名を使ってくれたことに感謝したという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
それが「エチオピア饅頭」だ。
ぱっと見は黄色い皮の普通のお饅頭で、見た目からはエチオピアらしさは全く感じられない。
それもそのはずで、「エチオピア饅頭」はエチオピアに関係する材料が使われているわけでもなければ、エチオピアの製法で作られているわけでもなかった。
というのも、「エチオピア饅頭」はそれまで「黄饅頭」という名前だったものが改名して誕生したものだからだ。
改名したきっかけは、昭和10~11年に行われたイタリアによる2度目のエチオピア侵攻だった。
この時、エチオピア軍は勇敢に戦い、イタリア軍に対して果敢に応戦していたのだが、これに感銘を受けたのが「黄饅頭」を販売していた近森大正堂の初代主人であった。
彼は敬意と称賛を込めて、「黄饅頭」を「エチオピア饅頭」に改名したのである。
さて、そんな「エチオピア饅頭」だが、長いこと知る人ぞ知るおみやげという存在であったが、平成に入ってテレビで紹介されると一気に有名になり、平成8年にはエチオピア大使がお店を訪れ、商品に自国名を使ってくれたことに感謝したという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる