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感激して噺
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高知には一風変わった名前のおみやげがある。
それが「エチオピア饅頭」だ。
ぱっと見は黄色い皮の普通のお饅頭で、見た目からはエチオピアらしさは全く感じられない。
それもそのはずで、「エチオピア饅頭」はエチオピアに関係する材料が使われているわけでもなければ、エチオピアの製法で作られているわけでもなかった。
というのも、「エチオピア饅頭」はそれまで「黄饅頭」という名前だったものが改名して誕生したものだからだ。
改名したきっかけは、昭和10~11年に行われたイタリアによる2度目のエチオピア侵攻だった。
この時、エチオピア軍は勇敢に戦い、イタリア軍に対して果敢に応戦していたのだが、これに感銘を受けたのが「黄饅頭」を販売していた近森大正堂の初代主人であった。
彼は敬意と称賛を込めて、「黄饅頭」を「エチオピア饅頭」に改名したのである。
さて、そんな「エチオピア饅頭」だが、長いこと知る人ぞ知るおみやげという存在であったが、平成に入ってテレビで紹介されると一気に有名になり、平成8年にはエチオピア大使がお店を訪れ、商品に自国名を使ってくれたことに感謝したという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
それが「エチオピア饅頭」だ。
ぱっと見は黄色い皮の普通のお饅頭で、見た目からはエチオピアらしさは全く感じられない。
それもそのはずで、「エチオピア饅頭」はエチオピアに関係する材料が使われているわけでもなければ、エチオピアの製法で作られているわけでもなかった。
というのも、「エチオピア饅頭」はそれまで「黄饅頭」という名前だったものが改名して誕生したものだからだ。
改名したきっかけは、昭和10~11年に行われたイタリアによる2度目のエチオピア侵攻だった。
この時、エチオピア軍は勇敢に戦い、イタリア軍に対して果敢に応戦していたのだが、これに感銘を受けたのが「黄饅頭」を販売していた近森大正堂の初代主人であった。
彼は敬意と称賛を込めて、「黄饅頭」を「エチオピア饅頭」に改名したのである。
さて、そんな「エチオピア饅頭」だが、長いこと知る人ぞ知るおみやげという存在であったが、平成に入ってテレビで紹介されると一気に有名になり、平成8年にはエチオピア大使がお店を訪れ、商品に自国名を使ってくれたことに感謝したという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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