よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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ビールかけ噺

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 プロ野球で優勝した時に行われるのが、優勝祝賀会での歓喜のビールかけ。

 この時、選手が冷たくないように常温のビールが用意されるのが慣例なのだが、キンキンに冷えたビールが用意されてしまったのが98年の横浜べイスターズ。

 38年ぶりのリーグ優勝ということでうっかりしてしまったのか、キンキンに冷えたビールを用意してしまい、体を冷やして風をひいてしまった選手もいたとのこと。

 さて、今ではお馴染みとなったビールかけだが、初めて行ったのは59年に日本シリーズを制した南海ホークス。

 旅館の大広間で行われた祝賀会で、ハワイ出身のカールトン半田選手が、母国で慣習となっていたシャンパンファイトにならってエースの杉浦忠投手にビールをかけたのが始まりとされている。

 周りの選手も初めは戸惑っていたものの、すぐにノリを理解して互いにビールをかけ合って大盛り上がりだったという。

 ところが、祝賀会が行われたのは畳部屋だったため、後日旅館から大クレームが入ったとのこと。

 では、今回はこの辺で失礼をば。

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