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寝ぼけて噺
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江戸時代、伊勢長島藩の2代藩主松平忠允に、忠章という長男がいた。
ある日、忠章は城内で座ったままうたた寝をしてしまったのだが、目を覚ますと、自分の手で刀を握って腹に突き刺していた。
つまり、寝ぼけて切腹をしてしまっていたのである。
ただちに手当てを受けた忠章は、幸いにも一命を取り留め、静養につとめた結果、普通に生活までに回復したのだ。
この当時、忠章は父親である忠允との折り合いが悪く、さらに忠允が暴君であったがため、相当なストレスを抱えていたようで、それがこのような事件を起こした原因だといわれている。
その後、藩主忠允の暴君ぶりが幕府の知るところとなり、伊勢長島藩は改易処分となるのだが、次男と三男は旗本としての存続が認められたものの、長男の忠章は寝ぼけて切腹したことが問題視され、旗本として残ることすらできなかったという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
ある日、忠章は城内で座ったままうたた寝をしてしまったのだが、目を覚ますと、自分の手で刀を握って腹に突き刺していた。
つまり、寝ぼけて切腹をしてしまっていたのである。
ただちに手当てを受けた忠章は、幸いにも一命を取り留め、静養につとめた結果、普通に生活までに回復したのだ。
この当時、忠章は父親である忠允との折り合いが悪く、さらに忠允が暴君であったがため、相当なストレスを抱えていたようで、それがこのような事件を起こした原因だといわれている。
その後、藩主忠允の暴君ぶりが幕府の知るところとなり、伊勢長島藩は改易処分となるのだが、次男と三男は旗本としての存続が認められたものの、長男の忠章は寝ぼけて切腹したことが問題視され、旗本として残ることすらできなかったという。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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