よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

文字の大きさ
上 下
123 / 1,194

黒一色噺

しおりを挟む
 車の車体はカラフルだが、タイヤの色は黒一色である。

 タイヤの色が黒なのは、タイヤのゴムにはカーボンブラックが混ぜられているからである。

 カーボンブラックとは油を燃やして出るすすのことで、名前のとおり色は黒い。

 ではなぜカーボンブラックを混ぜるのかといえば、それはゴムの強度を高めるためである。

 100%の生ゴムは強く引っ張るとちぎれてしまう綿のようなものだが、カーボンブラックを加えると、カーボンブラックが生ゴムの分子同士を繋ぐ役割を果たして、伸ばしてもすぐに元にもどる構造になり、強度が増すのだ。

 ちなみに、タイヤは均一なゴムを使っているわけではなく、路面に接する面はすり減りにくい硬いゴムを用い、側面部は路面からの衝撃を吸収するために伸縮に強いゴムを用いるなど、場所によってカーボンブラックの混ぜ方を変えたりして、それぞれの要求を満たしているのである。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

漫画の描き方!

三森まり
エッセイ・ノンフィクション
自分のキャラの解像度は自身が1番 ノベライズは自分の手でという方に向けての 初心者漫画講座です!(そんな人いるのかなぁ (=_=;))

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

処理中です...