よもやまメモ噺

ドリアン対キュウリ噺

 「ドリアン対キュウリ」
　一見対決のような文字の並びですが、これはマレーシアのことわざなんです。

　その意味は、外見は似ているけど、性格は全然違うということです。

　そんなに見た目は似てないんじゃないのって思う人もいるかもしれませんが、両者とも「トゲ」という共通点があるのです。

　ドリアンの「ドリ」は「トゲ」という意味であるように、ドリアンは全体がすごいトゲに覆われており、また店頭に並んでいるキュウリはスベスベしていますが、収穫した直後など、本来は全体に鋭いトゲが生えているのです。

　そして性格ですが、この場合は栄養面を指しています。

　ドリアンは栄養豊富ですが、キュウリはそのほとんどが水分で、栄養素は皆無と言っていいほどありません。
　事実、ギネスブックには「世界一栄養がない野菜」として、キュウリが登録されています。

　では、今回はこの辺で失礼いたします。