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消火訓練大好き噺
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忠臣蔵でお馴染みの浅野内匠頭。
江戸城松の廊下で吉良上野介に対して刃傷沙汰を起こしたことは有名だが、彼が消火訓練好きだったことはあまり知られていない。
「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるぐらい、江戸市中は火事が多かった。
そのため「備えあれば憂いなし」という考えのもと、浅野内匠頭は江戸屋敷や赤穂の城で頻繁に消火訓練を行い、家来に辟易されていたという。
そしてこの姿勢が評価されたのか、1690年の江戸在留中には、本所の大名火消しに任命される。
自ら火消しの陣頭指揮を執ることになって、ますます気合が入ったのか、それまで以上にやたらと消火訓練を行うようになったとのこと。
当然ながら家臣には嫌がられたが、訓練の甲斐あって、浅野家の消火活動の迅速さは江戸一番だと評価され、庶民たちから頼りにされていたという。
ちなみに、忠臣蔵の芝居などで、赤穂浪士が火消し装束を着用して吉良家に討ち入るのは、上記のように浅野家の火消し隊が有名だったことにちなんでいる。
では、今回はこの辺で失礼をば。
江戸城松の廊下で吉良上野介に対して刃傷沙汰を起こしたことは有名だが、彼が消火訓練好きだったことはあまり知られていない。
「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるぐらい、江戸市中は火事が多かった。
そのため「備えあれば憂いなし」という考えのもと、浅野内匠頭は江戸屋敷や赤穂の城で頻繁に消火訓練を行い、家来に辟易されていたという。
そしてこの姿勢が評価されたのか、1690年の江戸在留中には、本所の大名火消しに任命される。
自ら火消しの陣頭指揮を執ることになって、ますます気合が入ったのか、それまで以上にやたらと消火訓練を行うようになったとのこと。
当然ながら家臣には嫌がられたが、訓練の甲斐あって、浅野家の消火活動の迅速さは江戸一番だと評価され、庶民たちから頼りにされていたという。
ちなみに、忠臣蔵の芝居などで、赤穂浪士が火消し装束を着用して吉良家に討ち入るのは、上記のように浅野家の火消し隊が有名だったことにちなんでいる。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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