よもやまメモ噺

空腹我慢噺

　空腹を我慢していると、いつの間にか空腹感がなくなってしまうことがあるが、それはなぜなのであろうか。

　空腹感の信号は脳から来ているのだが、空腹感というのは1日の食欲サイクルとして脳内の糖が約3時間で減少し、また胃が4～6時間で空腹になることにより食欲がわくために起こるのだ。

　この信号が出ている時に何も摂取にしなかった場合、しばらくすると体が「食事がこない」と判断し、インシュリンの力で自ら貯蔵された脂肪を取り崩し、ブドウ糖に変換して血中に糖を送ることで、自動的に血糖値を正常に戻すのである。

　何も食べずにいてもそのうちに空腹感がなくなってしまうのは、このメカニズムによるものなのだ。

　ちなみに、空腹感の信号が出ている時にチョコレートなど血糖値が上がるものを少しでも摂取すると空腹感はかなりやわらぐ。

　では、今回はこの辺で失礼をば。