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鈍い指噺
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5本ある指の中で、薬指が1番鈍い。
小指を動かそうとすればつられて動いてしまうし、1番突き指しやすいのも、とっさの時に曲がるのが他の指より一瞬遅れるからだ。
このような鈍さの原因は、神経の走り方にあった。
運動を司る神経は背骨の中で脊髄という束になって、ここから体のあちこちへと枝分かれしている。
そして大脳から出された命令が脊髄を通って各神経を伝わり、体が動くというわけだ。
ところが、小指の神経と薬指の神経は、脊髄の中でしっかりくっついていて、脊髄を出てからも同じ方向に並んで走っている。
そのため薬指は、どうしても小指に出された命令の影響を受けてしまうのだ。
ただ、薬指も訓練次第で強くなるので、慣れと訓練によってはピアニストのように薬指を自由自在に動かすことも十分可能である。
では、今回はこの辺で失礼をば。
小指を動かそうとすればつられて動いてしまうし、1番突き指しやすいのも、とっさの時に曲がるのが他の指より一瞬遅れるからだ。
このような鈍さの原因は、神経の走り方にあった。
運動を司る神経は背骨の中で脊髄という束になって、ここから体のあちこちへと枝分かれしている。
そして大脳から出された命令が脊髄を通って各神経を伝わり、体が動くというわけだ。
ところが、小指の神経と薬指の神経は、脊髄の中でしっかりくっついていて、脊髄を出てからも同じ方向に並んで走っている。
そのため薬指は、どうしても小指に出された命令の影響を受けてしまうのだ。
ただ、薬指も訓練次第で強くなるので、慣れと訓練によってはピアニストのように薬指を自由自在に動かすことも十分可能である。
では、今回はこの辺で失礼をば。
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