よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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ジャパン噺

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 日本は英語で「ジャパン」

 なぜこう呼ばれるようになったかといえば、そのルーツは中国語にある。

 現在の中国語では、日本は「リーベン」と発音するが、昔は「ジッポン」「ジッパン」などと発音していたのだ。

 それをマルコ・ポーロが「ジパング」と誤って聞き取り、そのまま「東方見聞録」に記録してしまったことで各地に広まっていったのである。

 実際英語以外でも、日本を表すドイツ語は「ヤーパン」、スペイン語は「ハポン」と、「東方見聞録」から伝わってきたものだ。
 微妙に呼び方が異なるのは、「J」の発音が各国によって異なるためである。

 ちなみに、「ジャパン」には「漆器」という意味もあるが、これは漆器が日本の特産物だと思われていたことが理由である。

 では、今回はこの辺で失礼をば。
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