よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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〇〇ノキ噺

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 熱帯地方には、ソーセージノキという名前の木がよく植えられています。

 日本ではほとんど見ることのないこの奇妙な木の特徴は、その名が示すとおりの形をした果実です。

 果実は長さ30~40センチ、太さ3~6センチになり、まさに大きなソーセージといった見た目をしています。

 では味はどうなのかといえば、残念ながらこれは食用ではなく、主に観賞用や街路樹として植えられているそうです。



 一方で、食べた感じが似ているといわれているのがパンノキです。

 この果実は熱帯地方などでよく食べられているのですが、焼いた実の感じがふっくらとして、まるでパンのようだったことからその名で呼ばれているそうです。

 ただその見た目はトゲトゲとしており、本物のパンとは似ても似つかない姿をしています。



 そしてもうひとつ、ストレートな名前の木がチューインガムノキです。

 これは何かが似ているとかではなく、樹液がチューインガムの原料であることからその名で呼ばれています。

 ちなみに、この木の果実は5~9センチくらいの大きさで、味は柿に似ているそうです。

 では、今回はこの辺で失礼いたします。
 
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