よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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ひじひざ噺

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 ひじとひざ。

 どちらも手足の関節ですが、物にぶつけてしまった時の感覚はまったく違います。

 ひざをぶつけるとただ痛いだけですが、ひじをぶつけた時は”痛い”だけでなくビリビリとしびれると思います。

 ビリビリとしびれる原因、それは”尺骨しゃっこつ神経”が浅いところにあるからなんです。

 尺骨神経は、小指から腕の内側を通ってひじまで続き、腕や手首に感覚を与えるはたらきをしており、そのほとんどが皮膚の奥深くにあるのですが、ひじのところだけ浅いところにあるため、ひじをどこかにぶつけたりするともろに衝撃が伝わってしまい、ビリビリとしびれるのです。

 ちなみに、ひじのビリビリする部分のことを、「ぶつけた時に妙にビリビリするおかしな骨」という印象から、「ファニーボーン(おかしな骨)」と呼ぶそうです。
 

 では、今回はこの辺で失礼いたします。
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