よもやまメモ噺

いんじんリュウキ

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パンダ噺

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 西郷さんと双璧をなす、上野の象徴パンダ。

 昭和を振り返る映像などで、パンダの来日は見たことがあると思います。

 日中友好の証として中国からやって来たパンダですが、当然日本から中国に行った動物もいます。

 それはニホンカモシカなんですが、パンダほどは騒がれなかったみたいですね。

 さて、パンダといえば忘れてはいけないのが、立ち上がることで話題になったレッサーパンダ。

 発見された順番でいえば、レッサーパンダの方が先なんです。

 パンダという名前は、「竹の爪」や「竹の足」を意味するネパール語から派生したもので、レッサーパンダが笹を主食としていたことからそう呼ばれるようになったそうです。

 当時はレッサーがつかず、純粋にパンダでした。
 まぁ、他にパンダがいないので当然ですね。

 ただ数十年後、あの白黒のパンダが発見されて状況が変わりました。

 同じように笹を食べていたことからパンダの名称が与えられ、体が大きかったことからジャイアントがつけられました。
 
 が、ジャイアントパンダが徐々に有名になっていったことによって、次第にパンダといえばジャイアントパンダを指すようになってしまい、その結果、体が小さいということでレッサーパンダと呼ばれるようになってしまったのです。

 では、今回はこの辺で失礼いたします。
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