初心なイケメンくんの初体験は異世界の騎士団長と 《もだもだラブコメBL》

第1章 出会い

31. 気持ちいいところ ※

どうしよう。気持ちいいのが止まらない。
１回出したはずなのに、熱は全然収まらなくて、色んなところが疼いてしまう。

「…はぁ、…ッ、ぁ……」

まだやめないでほしい。もっと触ってほしい。

「リベルト……もっと……」

恥を気にしている余裕もなくて、思うままに求めてしまう。

「しかし、これ以上は……」

リベルトはもう続けるつもりはなかったみたいだ。それでも、今リベルトに触ってもらいたいということだけで、頭の中が埋め尽くされていた。

「さわって、リベルト………」

「……っ！、ハルカ……！」

大好きなリベルトの大きい手を掴んで自分の頬に当てた。
やっぱりこの手はあったかくて安心する。
俺は誰かに触られたいんじゃない。リベルトに触って欲しいんだ。
俺を攫ったキールにも、身体中あちこち触られてしまったけど、薬による気持ちの伴わない身体だけに与えられる強い快楽は、気持ち悪かった。
でも、リベルトに触られると、頭の中まで気持ちよくなる。

リベルトは続きをしてくれる気になったようで、俺を後ろから抱きしめるような体勢のまま、俺の下半身に手を伸ばした。

リベルトの手は、さっき白いものを吐き出したところではなく、その後ろに伸びた。

「……指、入れるからな」

「………ぇ、ッ、んぁ……」

リベルトの太くてしっかりした指がおしりに入ってきて、思わず身体がこわばる。
そのリベルトの指は、少し入ったところをゆっくり解すように擦っている。

「……ぁ、ぅぁ……んぅ、」

「…きついな……もう少し力を抜いて、深呼吸するんだ」

言われた通りに深く息を吸って吐くと、自然と
身体から力が抜けた。

「……そう、上手だな。」

褒められると嬉しくて、ふわふわする。
リベルトが好きで好きで、たまらなくなる。

「…ぁ…ッ、んぁ…ぁ…」

「ハルカ……」

リベルトの指がもっと奥まで入ってくる。
お尻に指を入れられて、内側を擦られるのがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
薬のせいだろうけど、こんな気持ちいいことを知ってしまったら、もう後戻り出来ない気がする。

リベルトの指が何かを探るように動いていて、ふいに浅いところをグッと指の腹で押されると、全身に電流のような快楽が流れて身体が勝手にビクビクと痙攣した。

「んああぁ…ッ、…ぁ…な、に…？」

「ゆっくりしてやれなくてすまない…ここがハルカの気持ちいいところだ、すぐに楽になれる」