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* * *
全裸で後ろ手に縛られ目隠しをした乙女が、男の股間を前に跪き、ペニスに口付けている。
————そして、そのまま動かない。
唇に押し当てたものの、一向に動かない主に焦れた使い魔は、彼女の唇を先走りで濡らし、それを塗りこむように擦りつけてみた。
「ぅぅ……っ」
「主よ、そんなに固く唇を閉じていたら慣れるものも慣れないだろう? さあ、口を開けて、舌を出すがよいぞ」
からかうように、つんつん、とペニスで唇をつつくと、おそるおそると言った感じで口が開き、小さな舌がそっと差し出された。
両腕を縛られた上に、目隠しをされた乙女のその姿は背徳的であり扇情的なものであった。
腕を後ろに回しているので、柔らかそうな乳房も上からよく見える。薄桃色の乳首はつんと勃ち上がり、いじらしいことこの上ない。
「本来ならば奴隷の分際で、主を拘束し跪かせ肉棒を突きつけるなど許されないことではあるが、これも主の望みを叶えるためだ」
アーシュはミチカの舌の上にどっしりとペニスの先端を乗せる。
彼女の言うようにこのいちもつは、美しい乙女に似つかわしくない生々しさがあり、この絵面だけでペニスの質量が増していく。
「いい子だ……さあ、主よ、舐めるなりしゃぶるなりして、味を確かめるといい」
しばらく石像のように固まっていたミチカは、覚悟を決めたように舌を動かし始めた。ためらいがちに、ぎこちなく。
温かく濡れた舌が敏感な先端をくすぐるように這い、アーシュはもどかしい快楽に表情をゆるめた。
肉体的な快楽というよりは、びくびくしながら舐める主の初々しい姿に興奮した。
少し虐めたくなってしまう可愛さである。
「……勇敢なことだ」
怖いだろうに、ミチカはぺろぺろと先端を舐め、鈴口にさえ舌を這わせ味を確かめているようだった。
アーシュは手を伸ばし、無防備なミチカの乳房にいたずらを仕掛ける。先端を指で転がしてやると、モジモジして顔を上げようとするので、軽く頭を押さえた。
「集中しろ。味はどうだ?」
乳首をつままれながらミチカは再びうつむき、恥ずかしそうにペニスを舐める。目隠しをしていても、発情して頬を火照らせているのが分かった。
アーシュの股間がさらに勢いを増す。
「んんっ……へ、変な味が……しまふ……れも…………っ」
「でも……? ふむ、では、もう少ししっかりと味わってみればよい。さあ大きく口を開けて頬張って」
咥えさせようと誘導するが、ミチカは唇をゆるめては閉じるを繰り返し、なかなか咥えようとしない。
またしても素晴らしい焦らしテクにこっそりと悶え、愉悦まじりのため息を漏らすアーシュ。
この口を思うさま犯してみたい。
その衝動を抑え込むことすら快感であった。
「いっそ、夜が明けるまでこのままでもいい……」
うっとりと呟いて頭を撫でると、ビクッとしたようにミチカの肩が震えた。やらなければ一晩中この状態が続くのだと理解したのだ。布で覆われた瞳は見えないが、泣きそうな顔をしているのだろう。
急かしたつもりはなかったが、ミチカは思い切ったように大きく口を開けると、膨らんだ先端をはむっと咥えた。
「おお!」
「んっむぅ……っ」
もごもごとペニスを柔らかな唇で挟み、先端部分をすべて口腔内へと納めた。
あれだけ怖いと言っていたペニスを。
「……奇跡のようだ」
意図してのことか、無意識なのか、ミチカはじゅるじゅると唾液にまみれた先端を吸いながらペニスのかたちを舌でなぞっている。
想像以上に大胆な動きと予想外の快楽に、アーシュは歓喜の表情を浮かべ、愛おしげにミチカの髪を指で鋤いた。
「そしてこの濃厚かつ芳醇なる魔素……。やはり我を使役するにふさわしい女よ……」
「……ぁむぅっ」
全裸で後ろ手に縛られ目隠しをした乙女が、男の股間を前に跪き、ペニスに口付けている。
————そして、そのまま動かない。
唇に押し当てたものの、一向に動かない主に焦れた使い魔は、彼女の唇を先走りで濡らし、それを塗りこむように擦りつけてみた。
「ぅぅ……っ」
「主よ、そんなに固く唇を閉じていたら慣れるものも慣れないだろう? さあ、口を開けて、舌を出すがよいぞ」
からかうように、つんつん、とペニスで唇をつつくと、おそるおそると言った感じで口が開き、小さな舌がそっと差し出された。
両腕を縛られた上に、目隠しをされた乙女のその姿は背徳的であり扇情的なものであった。
腕を後ろに回しているので、柔らかそうな乳房も上からよく見える。薄桃色の乳首はつんと勃ち上がり、いじらしいことこの上ない。
「本来ならば奴隷の分際で、主を拘束し跪かせ肉棒を突きつけるなど許されないことではあるが、これも主の望みを叶えるためだ」
アーシュはミチカの舌の上にどっしりとペニスの先端を乗せる。
彼女の言うようにこのいちもつは、美しい乙女に似つかわしくない生々しさがあり、この絵面だけでペニスの質量が増していく。
「いい子だ……さあ、主よ、舐めるなりしゃぶるなりして、味を確かめるといい」
しばらく石像のように固まっていたミチカは、覚悟を決めたように舌を動かし始めた。ためらいがちに、ぎこちなく。
温かく濡れた舌が敏感な先端をくすぐるように這い、アーシュはもどかしい快楽に表情をゆるめた。
肉体的な快楽というよりは、びくびくしながら舐める主の初々しい姿に興奮した。
少し虐めたくなってしまう可愛さである。
「……勇敢なことだ」
怖いだろうに、ミチカはぺろぺろと先端を舐め、鈴口にさえ舌を這わせ味を確かめているようだった。
アーシュは手を伸ばし、無防備なミチカの乳房にいたずらを仕掛ける。先端を指で転がしてやると、モジモジして顔を上げようとするので、軽く頭を押さえた。
「集中しろ。味はどうだ?」
乳首をつままれながらミチカは再びうつむき、恥ずかしそうにペニスを舐める。目隠しをしていても、発情して頬を火照らせているのが分かった。
アーシュの股間がさらに勢いを増す。
「んんっ……へ、変な味が……しまふ……れも…………っ」
「でも……? ふむ、では、もう少ししっかりと味わってみればよい。さあ大きく口を開けて頬張って」
咥えさせようと誘導するが、ミチカは唇をゆるめては閉じるを繰り返し、なかなか咥えようとしない。
またしても素晴らしい焦らしテクにこっそりと悶え、愉悦まじりのため息を漏らすアーシュ。
この口を思うさま犯してみたい。
その衝動を抑え込むことすら快感であった。
「いっそ、夜が明けるまでこのままでもいい……」
うっとりと呟いて頭を撫でると、ビクッとしたようにミチカの肩が震えた。やらなければ一晩中この状態が続くのだと理解したのだ。布で覆われた瞳は見えないが、泣きそうな顔をしているのだろう。
急かしたつもりはなかったが、ミチカは思い切ったように大きく口を開けると、膨らんだ先端をはむっと咥えた。
「おお!」
「んっむぅ……っ」
もごもごとペニスを柔らかな唇で挟み、先端部分をすべて口腔内へと納めた。
あれだけ怖いと言っていたペニスを。
「……奇跡のようだ」
意図してのことか、無意識なのか、ミチカはじゅるじゅると唾液にまみれた先端を吸いながらペニスのかたちを舌でなぞっている。
想像以上に大胆な動きと予想外の快楽に、アーシュは歓喜の表情を浮かべ、愛おしげにミチカの髪を指で鋤いた。
「そしてこの濃厚かつ芳醇なる魔素……。やはり我を使役するにふさわしい女よ……」
「……ぁむぅっ」
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